任意整理  過払い金

ここでは任意整理についてもう少しわかりやすくお話ししましょう。

借金問題で悩んでいる人が専門家に相談に訪れると、まずは詳しい事情を色々と聞くことがスタートとなります。
なぜならば、借金問題の解決は現状をしっかり把握することが解決のカギだからです。


債務整理を専門家に依頼した場合

そこで一番詳しく聞きたいことは、現在の借金はどこにどのぐらいの額あるのかということです。
この時に「債務一覧表」があるとスムーズに話しが進み、早く本題に入ることができるのです。

借金問題を抱えている人が司法書士や弁護士に債務整理をお願いすると、この二者の間に「委任契約」が結ばれます。
これが提携すると「受任通知(介入通知)」と呼ばれる通知を業者に文書で送ります。
これは司法書士や弁護士が借金を抱えている人の債務整理を委託したことを知らせるものです。

これが送られると、以下のことも同時におこなわれることになります。

① 業者は債務者に取立てその他の連絡をしないように警告する
② 今後の交渉は全て司法書士や弁護士がおこなうことを通知する
③ 取引履歴の開示を求める

取引履歴は、いつどれだけの額を借りて、いつどれだけの額を返したのかという一連の流れの記録とも言えますね。

委任契約が成立すると、借金を抱えていた相談者は依頼者となります。
この時点で司法書士や弁護士は依頼者に月々の支払が出来る金額を確認し、その額を積み立てるように指導します。
これが任意整理という返済方法のリハーサルに入るということになります。