個人再生で自宅を守って借金返済

個人再生の基礎

債務整理の方法として次は個人再生について例をあげてお話をしたいと思います。

Gさんはサラリーマンで、平成2年に住宅ローンを利用して住宅を購入しました。
しかし、その後会社の業績が悪化し、給与やボーナスの減額があり、住宅ローンを返済することがとても厳しい状況に陥ってしまったのです。


少しだけのつもりでサラ金から借金をしてしまい、いつの真には借金の額は450万円にもなってしまい、ついには住宅ローンも払えなくなってしまいました。

専門家に相談に来られた時の毎月の返済額は25万円。
引き直し計算をして任意整理はできないものかと検討しましたが、ちょっと月々の返済が厳しく難しいと判断されました。
そうすると、残る方法は個人再生か自己破産ということになります。

今回の相談でGさんの一番の希望は、住宅を手放したくないというものでした。
自己破産を選択すれば20万円以上の資産と99万円以上の現金は処分しなくてはなりませんので、Gさんの希望を取り入れるために個人再生を選択しました。

再生計画を立てたところ、返済しないといけない額は3年で100万円(約月々2万8000円)と、住宅ローン分の合計となりました。
収入と支出のバランスなどをチェックしても特に問題もなく、本人も積極的に協力・努力するということになり、必要書類を集めてすぐに申立てをしました。

こうしてGさんは月々2万8000円と住宅ローンを支払いながらも、きちんと住宅を手放すことなくそして借金も整理ができることになりました。