
総量規制とは?
総量規制とは、
「貸金業者が個人にお金を貸し付ける場合、返済能力があるかどう
かの調査を
義務づけ、総借入残高が年収の3分の1を超える貸し付
けを禁止する法律です。」
返済能力を超えた借り入れを抑制するのが、
金融庁の狙いですが、延期を唱える声も多いです。
なぜなら、改正貸金業法の公布以降、貸出金利の引き下げや過払い
金返還の負担が嵩んだ消費者金融業界では、赤字決算や倒産が続出。
2008年3月末から1年弱で業者数は3割近く減り、業界全体に
貸し渋りが起こっているからです。
民間の消費者金融を利用していた層が非合法ソーンにスライドし、
棚ボタ式に生まれるおいしいターゲットを狙い、中国系闇金の
シェア拡大も懸念されています。
しかし、従来の消費者金融利用者の資金調達先が闇金に流れる考え方に
反対の声は・・・
「個人利用者を対象に行った意識調査によると、闇金への抵抗はかなり大きいですし、
中小企業経営者の運転資金にしても、大抵の商売の利益率は10
%程度。その10倍近い100%以上の金利を関金業者に払ってでも
成立するビジネスなんて、ないと思いませんか?」
とのことです。
一方、総量規制が日本経済に与える
インパクトは、闇金業者の脅威より大きいとの論客も居ます。
「内開府の発表によると、家計最終消費支出は約280兆円。
一方、消費者金融やキャッシングの信用供与額は約28兆円。
これは
日本人の財布の中身の10%はキャッシングで借りたお金だということ。
また、日本貸金業協会調べで、大手貸金業者の半数が、
現在の利用者の60%以上が総量規制に
抵触するため、貸し出しを抑制すると回答しています。
信用供与額28兆円の60%は約16.8兆円なので、
1人当たりの平均借入総額を200万円と想定すると、約840万人の
家計から16.8兆円のお金がすくい取られかねません」
この衝撃は、確かに巨大です!!
多重債務者を減らす抑止力も必要ですが、自転車操業の人々の頼み
の綱がいきなり切られたら、日本経済に急ブレーキがかかり
大きな傷を負うことになるのは日本経済かもしれません!!
参照:週刊SPA! (株式会社 扶桑社) より